曾爾高原の滞在時間は30分ぐらいで考えていたのですが、予想以上に登山に時間がかかってしまい1時間が経過しておりました。
この後の予定は国道369から368を通り伊勢道を使って一気に鳥羽入りです。
毎年行っている牡蠣の養殖所があるのですが、年々混雑するようになっているので早めに到着したいですね。
国道369を走行中に違和感を覚えました。リアタイヤが滑る感覚です。
369はタイトなコーナーなどはなく気持ちよく走れる快走路だったのですが、ストレートでそれを感じました。
最初はその感覚は小さく気のせいか?と思うほどだったのですが、距離を増すごとにそれは大きくなり、滑るような感覚はリアタイヤが宙に浮いているかのような感覚へ変わりました。
ちょうど交差点の信号で停車するとリアタイヤはフルブレーキしているように動かなくなりました。
信号が変わったので交差点の先へ進み道路脇で停車。
リアの状態を確認します。

一瞬何が起こっているのか理解できませんでした。
リアのシャフトを止めるボルトが無くなっており、シャフトが外れてます。
この時写真のデータで午前9時36分。4時間も経たないうちに楽しみにしてたツーリングは終了です。
・・・。
頭を切り替えます。ここは三重と奈良の県境。この後どうするかを考えます。
まぁ、考えたところで選択肢は一つだけでしたが。
電話で状況、場所を伝えたところ一時間程でロードサービスのトラックが到着するとの事です。
この時に言われたのが 現場での手押しで載せる以外の作業は追加料金がかかる とのこと。
つまり今のシャフトが落ちた状態では手押しが出来ないため シャフトをはめる もしくは クレーンで釣り上げて載せる という作業が発生してしまい追加料金コースです。冗談じゃありません。
幸いトラックが来るまで一時間。何とかしましょう。
手ではどうやっても無理。ジャッキアップでリアタイヤを浮かさないと。
ジャッキアップ・・・。近所の人に借りましょう。
走行中の軽トラックに停車して頂き、交渉。
快く貸していただきました。
ひとまず応急処置完了。これで手押し出来る状態になったので追加料金は回避できそうです。
ジャッキを貸してくれた男性ですが、この時すでにジャッキを置いて立ち去っております。
何でも狩りに行くそうで急いでおられました。
急いでいたのにわざわざ停車し、ジャッキを貸して下さってありがとうございました。
ジャッキですが貸してくれたおっちゃんの指示通り、近くの道の駅の物販所の方に預けました。
おっちゃんの名前を聞くのを忘れてしまい、物販所の方への説明に四苦八苦してしまいました。
最後は「そう言えば、狩りに行くと言ってました!」と伝えたら「あぁ、**田さんね。わかりました。」
やっぱ田舎ってみんな知り合いなんですね。
ほどなくしてトラック到着。
ドナドナされる愛機。
ジャッキでシャフトを修正している間、愛機を固定している間、何台ものバイクが通過して行きました。
バイカーの視線が痛かった。
まだ11時。みんなこれから楽しむんですね・・・。
不完全燃焼、消化不良のまま今回のソロツーリングは終了です。
お世話になっているショットガンライダースに向かいます。
以上。
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走行距離:20.2km
総走行距離:109.7km
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